英国スラングシリーズです。
・Cuppa
某ボスではありません。cup of tea のcup ofの音だけを抽出して単語にしたもので、発音もカッパです。
実際に”a cup of tea”という場合、a cup of のあたりまあ大体teaが来ることが分かるので、
teaまで言わなくてよくね?みたいな感じです。 1920年に現れた言葉なので比較的新しいです。
前回のfancyと合わせて、
Fancy a cuppa? 紅茶飲む?
みたいに使います。
・Gobsmacked
Gob=口でsmackは殴るという意味です。転じて、まるでいきなり口が殴られたかのように驚いた、という意味です。日本語の空いた口が塞がらないと同じ感じですが、こちらは単純にびっくりしたという意味で、ポジティブな文脈で使われることの方が多いです。
イギリスで特定の郵便番号の人にお金が当たるという謎の宝くじがあるのですが、
それに関連する記事の見出しが良い例文です。
£10.2M lottery prize to be shared between gobsmacked neighbours from this Teesside postcode
1,020万ポンドの宝くじ賞金がティーサイドの特定の郵便番号に住む、クソ驚いてる隣人たちの間で分配される。
・Knackered
Knacker = イギリスで廃馬解体業者だったり廃屋解体業者のことですが、それが転じてknacker = 殺すだったり壊すを意味するようになりそれが受動態になって、knackered = 死ぬほど疲れた を意味することになりました。
別の意味としては古英語でknacker=鋭い音を鳴らすという単語で、カスタネットがknackerと呼ばれていました。そして、人体の中でカスタネットに似ているパーツ、つまり英語で言う所のballsがknackersとも呼ばれることになりました。こっちは上記のKnackeredとは関係ないですが、Knackerをスラングとしてググると出てくるので念のため。
Don’t disturb my friend, he’s knackered.
「連れを起こさないでくれ、死ぬほど疲れてる」