こんにちは。

中国語講師の松浦香奈多です。

前回は中国語の勉強にはNHK講座がいい!とお伝えしました。

今日は私が考える中国語と英語の違いについてお伝えしたいと思います。

よく、中国語と英語は似ていると言われますが、
最近、本当にそうなのだろうか?
と疑問に思ったのでそのお話をしたいと思います。

この記事が、中国語や英語を勉強している人のヒントに、
もしくは、ビジネスマンの方の話のネタになったらと思います。

文法

さて、文法についてです。英語の文法と中国語の文法は似ています。
特にSVOなどの並びなど。
でも、英語の文法と中国語の文法を比べるとその圧倒的な厳しいルールの量に差があると思います。

英語は正直、文法が複雑で本当に長いなぁ〜と思います。

実は中国語の文法項目はとても少ないと思います。
だいたい18項目ぐらいにまとまるかと思います。

英語と違い、主語と名詞の変化もないですし、時世によって動詞を変化させたりすることもありません。
例外と言われるものが少ないのも特徴です。
正直言って、中国語の文法はとってもとってもとっつきやすいです。
英語の文法が難しすぎて挫折した、という方も怖がらずに中国語に挑んでみてください。

発音

発音は両者ともに難しいですが、中国語はこの壁が勉強の最初の段階で立ちはだかる様に感じます。

日本人は50音に濁音などを加えて約100音で会話していると言われています。

中国語は405個の発音があると言われています。そして、この405個に4種類の声調が加わります。
単純計算で1620音ぐらいですね。

そもそも、声調という概念が日本語にはないため、それを覚えることから苦労します。
日本語にはない音もたくさんあるため、口の筋肉を鍛える必要があります。

声調を間違えると全く違った意味になってしまうこともあり、聞き手の方に推測してもらうことも難しいと思います。
恥ずかしい話、私が中国に初めて行ったときは你好ですら通じませんでした。
すごく変な声調で話していたのでしょう。

英語も1800音ぐらいあると言われていますが、厳しい文法のおかげで前後の文脈からちょっとぐらい間違った発音をしても、文章全体の意味を理解してもらえることは多い様に感じます。

正直、中国語の最大の難関ポイントは発音だと思います。
これを疎かにすると一歩も前に進めません。
私が、今でも後悔しているのは勉強を始めたばかりの頃にピンインを後回しにしたことです。
後で大きな代償を払うことになります。

まとめ

中国語を勉強するときにはとにかく音に注目することが大事だと思います。
ピンインを疎かにせず、できれば毎日、声調表で一つ一つの音を発音することをお勧めします。
その様な地道な努力は後で大きく報われます。
一方で、英語はやはり文法がとても大事だと思います。私は文法を疎かにしていたせいでいまだに苦労しています。
確かに複雑ですし、長いので忍耐が必要ですが、ここで踏ん張ることで大きく飛躍できる土台になってくれると思います。

今日は英語と中国語の違いから私がどんなことを重視してそれぞれの言語を勉強しているかをお伝えしました。

今日から毎日中国語!私も日々勉強です。一緒に頑張って勉強しましょう♪