こんにちは。
中国語講師の松浦香奈多です。

前回は明確な目標を立てる重要性とそれによって変わるアプローチ方法についてお話しました。
今回は目標を立てる際の私からのちょっとしたアドバイスについてお話しできればと思います。

まず目先の目標を考えてみる

私が中国語の勉強をし始めたときの目標は、「日常会話ができるようになりたい」というものでした。

しかし、勉強をしていくうちに日常会話の幅の広さに疲れ切ってしまい、中国語の勉強を諦めかけたことがあります。
なぜなら、理解できなかった会話や言いたいけど言えなかったフレーズが増えていき、どこから手をつけたらいいのかわからなくなってしまったのです。

確かに日常会話を「日常の、なんでもない時に交わされる言葉」と定義した場合、目標設定がざっくりしすぎていたことは間違いないでしょう。
それゆえに勉強したことを全て覚えようとして、できないと、自分はなんてバカなんだろうと責めてばかりの毎日でした。

結果的に、毎日できなかったことばかりに目がいき、誰かと会うのも嫌になり、挫折寸前でした。
そんな中、ふらりと立ち寄った場所で書道の先生に出会いました。
書道を通して交流を重ねるうちに、この先生たちと書道について語り合いたいと思うようになりました。
中国語で、好きな文字のスタイルの言い方を覚えたり、「どうしてそのスタイルが好きなのか?」と伝えるための表現の数を増やす努力をし少しづつ中国語のレベルを上げていきました。

この時の経験は後に、私の目標の立て方の甘さを認識させ、どのように目標を立てるべきなのかを考えせてくれました。

具体的な目標の作り方

現在、私が目標を立てる際には必ず、中国語を使って「誰と」「何を」したいのか?と考えるようにしています。
必ずしも「誰と」という部分は必要ではないかもしれないですが、私が新しい言語を喋りたいと思うときは”人”ありきなのでこのようになっています。
しかしながら、皆さんに共通して言えることは、「何を」したいのか?を具体的にすることで、挫折するリスクを減らすことができ、習得率も上がるということです。

中国ドラマが好きな人だったら、中国ドラマの〜を字幕で見られるようになりたい。
いつかは、好きな俳優にファンレターを中国語で書きたい。とか、買い物が好きな人だったら中国の買い物アプリのライブコーマースを見ながら買い物をしたい。そのうちライブで質問もできるようになりたい。
や、仕事で必要な方は自分の仕事の専門知識を中国語で言えるようにして、中国にいる同僚と意見交換をしたいなども考えられるでしょう。

まとめ

中国語であろうと、その他の言語であろうと、言葉は手段です。
成し遂げたい何かがあるからこそ必要になります。
今一度立ち返って中国語を使って「何を」したいのかについて考えてみてください。

今日から毎日中国語!私も日々勉強です。一緒に頑張って勉強しましょう♪