『人生最初の転機』

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仰々しいタイトルですが本当の事言うと、

〜日本という国で、この両親の元に生まれた〜

というのが本当の転機かもしれません。
でもそれではお話としてつまらないので、それっぽい切り口で行きたいと思います。

妻の病気と生きる選択をした訳

前回書かせていただいた妻の病気について。
精神的な病であったために、病状にとても波があり、入退院を繰り返していました。

正直、何度入院したか、何度救急車に乗ったか、何度病院からの呼び出しで走ったか、記憶にはありません。
(連載が続けば書くかもしれません)
娘の行事参加もどうしていたのか、これも記憶にないくらい、
ただただ生きる事に精一杯だったのが正直なところです。

生き抜くために必死になると記憶が飛ぶんです(笑)

死んだほうが楽だな〜って思ったことも有りましたが、
死後の世界が素晴らしいという確証がなかったので、生きる方を選んだのは記憶があります。

もう一つは、亀田興毅と朝青龍です。

世間から袋叩きにあっても、「亀田とKOはセットや!」という言葉。
綱取りと嫁を同時にもらって、「できる男は全部一気に手に入れるもんですよ。」といった朝青龍。
ヒーロー好きにはたまらない言葉ですね(笑)

最初の転機

それはさておき、前の見えない生活をしていた折、
葬儀社時代にお世話になっていた広告代理店の社長からある日連絡が入ります。

『結婚式の映像制作の新規営業と若い社員のマネジメントを手伝って欲しい』と。
『どうぜ暇だべ?』と素敵なお誘いでした。
妻のことも考慮してくれ、とても良い条件で契約してくれたのです。

2010年頃。結婚式での映像演出は、とても画期的な時代でした。
初めてそれを見た自分も衝撃的な体験でした。

今ではDVDやデータ再生が当たり前の時代ですがそれまでは、
ポジフィルムをOHPでスクリーンに投影し、司会者がナレーションを被せる。
という手法が一般的な世の中でした。

それが素敵なデザインに素敵な音楽が掛け合わせられ、
2人の生い立ちから出会い、今日までの日々を、
まるで映画を見ているような映像を皆で共有できるわけです。

それはそれは感動的で、婚礼業界ではまさに「新時代」といえる演出だったわけです。
特に北海道では出現したばかりの商品でしたから、営業もラクチンでした。
競合といえば、いわゆるビデオ屋さん。技術職の社長さん。
こちらはゆーても小さい頃から喋りっぱなしの人種。
営業で負けるわけがありません(笑)

デザイナーが作る動画が、収録・編集業務がメインであるビデオ屋さんとは
見た目の綺麗さ、美しさも圧倒的な差がありました。
ガシガシと新規を決め、あっという間に札幌、北海道を制覇します。

転機はまたもやってきた


それだけ注目を集める商品ですので、数年も経つと様々な競合他社が生まれてきます。

これは世の常ですね。

市場原理に則って、ここから泥沼の価格競争が始まります。
制作知識さえあれば、1人でも始められる事業ですので
全国で同時多発的に業者さんも増えた気がします。
そうなってくると、大所帯で制作する我々を、
結婚式場が選ぶメリットといえば「生産能力」くらいです。
しかしそれも、1式場が複数業者と契約してしまえばクリア出来てしまう課題ですから、
あっという間に売上も急降下。

ここで経営陣が気がついてしまうのです。

「もうこの事業は儲からない」と。。。

映像制作は在庫商売でははなく、その都度クリエイターが作ります。
常に人がいての商材。
テンプレートを利用し、中身を変更して作るものなのですが、
いかんせん、結婚式は一生に一度のイベント。
お客様はそこに思い出となるためのオリジナリティを求めてリクエストをしてきます。

一般企業向けの映像制作は、15秒で数十万、数百万、タレントを使えば数千万になります。
それが結婚式では5分で数万円。
スタッフの技術力が上がってくると同時に、割の合わない事業に早変わり。
更に北海道でCMを受注しようにも経済が関東関西から比べると雲泥の差。
需要と供給のバランスが一気に崩れてしまうのです。
経営者としては利益を出す為にシフトチェンジしたいところ。
結果その会社はシステム開発に振り切り、
映像クリエイター達は実質クビになるのです。

あ、当然私も契約終了となります(笑)

歩く情熱の選択

突然自分含めて路頭に迷うという状況陥ったわけですが、
生みの父(育ての父ではない)が警察官の私の身体には、正義の血が流れています。
クビになった子達を引き連れ、こうなったら自分でやるしかない!
と現在のwillplantの原型が出来上がるのです。

WILLPLANT youtube

https://www.youtube.com/channel/UCOWIvkWem60Z29qto5BVWiA

で、こんな会社になりました~と言う、転機の話でした。

次回に続く。。。

投稿者プロフィール

吉井 (ロビン) 千博
札幌で映像、web制作を行う有限会社willplantの代表。

メーカー営業→葬儀社に転職。9年勤めて退職。
家族でクルマに乗りながらチンタラとお仕事。
35歳でもう一度心に火がつき、北海道でブライダル映像業界へ。
トップの商品を作ったが、コロナで爆死したので次の文化作りの旅へ。
↑イマココ

WILLPLANT 公式
https://willplant.tv/
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