変化における学び-前編
Read Time:29 Second

変化における学び-前編

 これから春に向けて新規就職、異動シーズンに入り、仕事や生活環境が変わる方も多いと思います。

 私自身もは夫が転勤族のため、これまで何度となく生活や職場環境が大きく変わる経験をしました。変化のオンパレードです。振り返ってみると語学力はさておき、回数を重ねるたびに変化適応のコツのようなものは身に付いた気がしています。

 1つめは価値観の違いへの許容、2つめは客観性、3つめはリスクへの危機感です。これらの学びは、秘書として仕事をする上でも幅が広がりました。今回はこの変化における学びについて、前編後編に分けて書いていきたいと思います。

価値観の違いへの許容

 海外では単に生活するだけでトラブル多発です。銀行カードの理由不明のロック、水道の故障、郵便物の紛失、停電、エレベーター閉じ込め、車の追突事故や、高速道路でのタイヤパンク等々。このトラブルが日常的なのが世界的にノーマルなのだと理解しました。

 トラブルなく生活できる日本が特殊なのです。とても幸せな環境で育ったのだという事に改めて感謝です。

 このように、そもそもの価値観とインフラレベルが違うのです。

 クレームしても、悪びれずに言い訳だけは長々とされたりします。イライラしていたらこちらのストレスがたまるだけなので、気長に待つしかないのです。ただ待つだけでは何もしてくれないのも、海外です。言ったもん勝ち、交渉したもん勝ちです。言わなきゃやらない。時間も手間も、日本の何十倍もかかります。

 でも秘書を続けていると、こういった手がかかる上司などに当たってしまう経験はありませんか?いちいち真に受けていると、こちらのメンタルがやられますよね。

 そちらのミスなのに、と思っても、受け止めないで横に流す。相手は話が通じない人なので、話半分に聞いて押さえるところだけ押さえるようにすること。ポイントの掴み方を考える方が得策です。

 価値観の違う相手と文化を許容するには、自己防衛はとても大切です。

 自分自身が心身ともに健やかでなければ心にゆとりができないし、相手への許容もできないと思うのです。

 自分の事は自分で守り、相手を尊重する余裕を持てるようにしましょう。少し独特ですが、これが私が編み出した対応策です。

客観性

 初めての海外生活。まずはどの国においても、想像していたイメージとあまりに違い、戸惑いを受けました。これは日本での偏った情報からのイメージが理由の1つだと思います。

 簡単な事で言うと、例えばアメリカのイメージは自由でフレンドリー、イギリスは料理が不味くてお堅い、メキシコはサボテンと砂漠。

 実際に現地で生活してみると、どのイメージも短絡的に感じます。日本=サムライ みたいなものです。

 アメリカは自由だけど我儘。イギリス料理は不味いけど多民族社会で他国のレストランはとても美味しいし、人々はマナー重視で日本人に似ている。メキシコは砂漠もあるが標高の高い都市が多くて緑が豊か。

 これが私の実際に感じたイメージです。これだけでも全然違うと思いませんか?一方的な先入観の危うさを身をもって学びました。でも、そうなると他の人の感じ方や真実など、色々と知りたくなりますよね。

 幸いな事に現代社会ではネットから簡単に様々な国で発信されている情報が得られます。それを読むだけで何通りもの考え方を知る事になり、知る事は自分の視野を広めることができます。

 視野が広がれば、例えば仕事でのトラブル対応策も客観的に違う角度から思いつくこともできるようになるのだと思います。

 ですが、振り回されないようにするのも大切です。

日本でのニュースも海外発信のもので読むと全く違った意見が報道されていたり、逆もまた然り。何が真実なのかわからなくなることもあります。

 自分の意思を持ちつつ、偏らず客観的に俯瞰で見るクセは、この経験からついた気がします。

このサイトをフォローする!

投稿者プロフィール

横居安咲
横居安咲
日系大手住宅メーカーへ入社後、秘書室へ配属。
役員秘書、役員受付を担当。
秘書の知識とノウハウを身につける。
その後、外資大手メーカーにて部長アシスタント、日系大手電機メーカーにて部長秘書、役員秘書の業務に携わる。
夫の転勤に伴い、アメリカ、イギリス、メキシコへ在住経験あり。

サイト内検索

カテゴリー