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君の名は・・・

  • 2022年1月12日

少し前の話になりますが、職場から自分のGメール「***@gmail.com」に送信しようとしたら、
タイプミスで「***@gmai.com」に送信してしまい、情報漏えいが発生したなんて記事がありましたね。

職場の情報を自分の個人メールアドレスに送信するという行為もどうかと思いますが、
gmai.comというドメインが存在しているのにもびっくりですね。

このようなタイプミスするであろうドメインが、おそらく第三者によって
ことごとく取得されているというのは、このニュースから想像に難しくないですね。

もう一つ同じようなネタで、手順書なんかでIPアドレスの例を表記する際、
「xxx .xxx .xxx .xxx 」
なんて書き方をする場合がありますが、これもダメみたいです。

どうやらアダルトサイトのドメインとして登録されているという、
”その頭の回転をもっと違うことに活かせや”と思うようなことになっています。

現在のインターネットはすべて名前解決の上に成り立っています。
今回はドメインの話でしたが、そのドメイン名を実際のIPに変換して、
アクセス先を提示しているのがDNS。

その重要さに比べてあまり語られることはなぜか少ないですが、
このDNSが改ざんされた場合、ブラウザのURLはすべて無意味なものになります。
現実に起こったらインターネットというインフラが崩壊するでしょうね。
実際ニセのIPアドレスに誘導する悪意あるDNSも存在はしていますが。

当たり前に使っているこのインターネットという環境は、
昔からのレガシーな様々な取り決めによって稼働しています。
その取り決めを技術が上回ったとき、
良い方に行けば「技術革新」、悪い方に行けば「致命的な脆弱性」と
それぞれ呼ばれることになるでしょう。

今日はそんな重要で儚いDNSのお話でした。