普段パソコンの画面に表示されている様々な情報、
それはUIという表現方法を通して私達の目に入ってきます。

OSのウインドウやウェブサイトなど、
限りある画面のサイズの中に届けたい情報を
優先度や分類などを意識させて効率よく届ける。

一見何気ないウェブサイトも、実は様々な工夫が凝らされています。

そういったUIを検討する上で基本的な項目として、
「デザインの4大原則」というものがあることをご存知でしょうか。

それは、

・近接(Proximity)→関係が深い情報ほど近い位置にある
・整列(Alignment)→情報が認識しやすいように整列している
・強弱(Contrast)→情報に強弱をつけ優先度を明確にする
・反復(Repetition)→表現の揺れをなくし一貫性をもたせる

の4つの要素です。

それぞれの細かい説明は省きますが、
この手法は様々なシーンで使われています。

わかりやすい例としては外食店のメニューなんかでしょうか。
最初の”近接”を例に取ると、
ご飯モノの欄に突如デザートが混ざっていたりはしないですよね(笑)
なんとなくカテゴリー別に分けられ、カテゴリー同士も親しいものが
隣接していると思います。

同様にそれぞれのメニューはただ集まっている訳ではなく、
ちゃんと整列していますし、

お店が一押ししたい品は大きく表示されていることでしょう。

また、ページをめくれば品は変わってもそれぞれの値段の記載場所は統一されていて、
どこを見れば欲しい情報があるかが直感的にわかります。

このように人が理解しやすいように情報を選択、配置するのがUIの大きな役割であり、
万一ここが破綻していると、どんなにすばらしい機能や性能も
正当な評価を受けることは難しいでしょう。

普段何気なく見ている画面やハードの操作インターフェースも
デザインの4大原則に合致しているかどうか改めて考えてみるのも
面白いかもしれません。