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パーソナルデジタルアシスタント

  • 2022年1月24日

さて、皆さんは上記題名をアルファ文字3文字で略すとなんと略しますか?

そう、「PDA」です(!)

なんか略さないほうが今どきに見えるのが不思議です(笑)
年齢が一定以上の方には懐かしい響きですよね

まだ携帯電話がショートメッセージしか送れなかった頃、
PDAというデジタルガジェットがありました。

代表的な機能はアドレス帳とスケジュールとメモ
まさに紙のメモ帳をデジタルに置き換えたものでした。
一部の機種はオプションのケーブルや拡張ユニットを通して
携帯電話と接続し、ダイアルアップでインターネットが閲覧できました。

いまのスマホと比べると遥かに機能が少ないですが、動作は非常にサクサク動き、
バッテリーは1週間ほど持つ機種もありました。
OSが動き、アプリケーションもインストールできます。

その中でも特に「PalmOS」(パームOS)というOSに搭載された
”グラフィティ”と呼ばれる手書き入力システムは、
モバイル機器という表示面積が少なく、煩雑になってしまう文字入力に対する
一つの模範解答だった気がします。

さてこのPalmからみたら現在のスマホは進化なのでしょうか。

あふれかえるアプリ、高速な通信、グラフィカルなUI。
それは一見凄まじい進化のように思えますが、
シンプルなPalmを見てしまうと、不要な選択肢があふれているようにも見えます。

「我々は”便利さ”を”喜び”と、”豊富さ”を”選択の自由”と勘違いしている」

とは某GAFAのCEOが言った言葉ですが、
不思議と説得力がある気がします。