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スパムメールあれこれ

  • 2022年2月7日

最近メールネタが多いですが、今日もメールネタを一つ

全世界のメールトラフィックのうち、7~8割はスパムメールであると言われています。

それほどメジャーなスパムメールですが、
最近の傾向としては”標準型メール”というのが流行りですね

通常の業務メールだと思わせて、添付ファイルなどを開かせるやり口です。
送信元、件名、本文など、普段やり取りしている相手から、
普段と同じ件名で、普段と同じ本文のメールが届く。
ただしそこに返付してあるファイルはマルウェア付きの添付ファイルです。

見分けろと言われてもなかなか難しですが、
中にはちゃんと見分けるヒントを用意してくれてるスパムメールもあります。

これは実際私宛に届いたメールですが、

・件名:国内企業を対象とした「標準型攻撃メール」への注意喚起
・送信元アドレス:Security-info@f.yahoo.co.jp
・本文:〇〇グループの社員の皆様 標準型攻撃メールがはやっているので啓蒙のため
    その見分け方を公開しますうんぬん
・署名:独立行政法人 情報科学推進機構
・添付ファイル:標準攻撃メールの見分け方.doc

色々ツッコミどころがありますね(笑)
ちゃんとスパムですよとわかりやすくヒントを掲載してくれている親切なスパムメールです

まずドメインのf.yahoo.co.jpはないですよね(笑)
どうせ名乗りだけなのだから、もっと信憑性のあるドメインにすればいいのにと思います。
あと、「情報科学推進機構」という団体はありません。
おそらく、「情報処理推進機構」いわゆる”IPA”に似せて書いたのだと思いますが、
そんなダジャレみたいなことせずに、素直に情報処理推進機構と書けばいいのにと、
ここでも思ってしまいます(笑)
それと、IPAなら古い”.doc”形式ではなくて、普通に”.docx”を使用するでしょう。
(まあ普通はPDFですが)

と、このようにわかりやすく楽しませてくれるスパムメールばかりではないので、
皆さん気をつけましょう。

やはり多段のメールゲートウェイはあったほうがいいですね。