ゲームなどでよくあるHP。
正式には「ヒットポイント」と言い、
キャラクターの体力を表す数値として使用されます。

ゲームを進めていく中で、
このHPは非常に重要な数値です。
だってHPが0になるとキャラクターが死んでしまいますからね。
なのでプレーヤーはHPの残数を気にしながらゲームを進めます。

どのキャラクターの体力がどれぐらい残っているかで、
戦略もキャラクターの扱いも変わってきます。

この”HPが見える”というのを、リアルな仕事に持ち込んだ会社があります。
音研という物流の会社ですが、

・HP 10,000/10,000 (全快)
・HP 3,899/10,000(だいぶお疲れ)
・HP 15/10,000(瀕死)

という3種類のバッジを作って、
いまの自分の状態を表すバッジを胸につける。

これによって、3種類ではありますが、
自分の状態を示したり、相手の状態を知る事ができます。

社員の反応としては概ね良好なようで、
バッジをきっかけに、コミュニケーションが発生するケースも
少なくないとのこと。

ちょっとお遊び要素もありますが、
このような試みは今まで無かったのではないでしょうか。

”一緒に仕事をするメンバーのHPがわかる”
これは仕事をする上で、結構重要なことのように思います。
特に空気感の伝わりにくいリモートワークなどで、
いい効果を生みそうな気がします。

ゲームでは瀕死のキャラクターを敵陣に突っ込むようなことはしません。
効果が上がらずに、痛手が増えるだけですから。
ですがリアルな仕事ではどうでしょうか。

無謀な戦略で瀕死のキャラクターを酷使するようなことは
しないようにしたいですね。