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たかが位置、されど位置

  • 2022年7月7日

テレワークが普及し、”場所にとらわれない働き方”が提唱される一方、
”場所を中心とした働き方”が存在するのも事実ですね。

例えば農業であれば田んぼや畑、ハウスの位置は
重要なビジネス情報ですし、そこに作物や地質情報が加われば、
BIツールとしても十分に機能するでしょう。

位置は通常、緯度、経度で表されます。
しかしそれでは点の情報でしか無いため、
そこに面で表現可能なラスターデータが加われば、
さらに高度な情報となり、分析によって様々な戦略を立てることが可能になります。

ビジネスに有用な位置情報は既存のシステムと
掛け合わされることで効果を発揮します。

・出荷先と位置情報
・顧客先と位置情報
・売上高と位置情報

などなど、既存の情報としてはわかっているものの、
可視化することによって気づきを与えてくれます。

このような位置情報を手がかりに、他のデータと総合的に加工し、
視覚的に表示し、高度な分析や迅速な判断を可能にする技術を
GIS(Geographic Information System)と呼びます。

一見大掛かりそうにみえるこのGISですが、
実は意外と簡単に実装できたりします。

SharePointのアドインとしてもリリースされているので、
もし位置情報をもっと有効に使いたいと考えていたら、
サクッと試してみるのもぜんぜんアリですね。

頭ではわかっている位置情報。
実は多くのビジネスチャンスが埋まっているかもしれません。