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電話って根強いね

  • 2022年8月24日

先日とあるIT関連の展示会に行ってきました。
数年ぶりのオンサイト開催ということで、大いに盛況だったのですが、
「以前と変わったな〜」という部分と、
「ああ、変わってないね」という部分が顕著に感じたので
ちょっと紹介して行こうと思います。

まず変わった部分。
以前は土地柄もあり、なんとなくおとなしいというか、
盛り上がりに欠ける(人はいるものの)なという印象がありましたが、
今回は数年ぶりの開催ということもあり、
熱量をすごく感じました。
製品への思い入れも強く、
とにかく来場者と会話しようというのが、強く感じました。

あとノベルティも手を変え品を変え、進化しています。
おどろいたのは、
「カレーです〜食べてください〜」と声をかけられたことですね(笑)
びっくりして立ち止まると、
すかさず商品名の入ったレトルトカレーを手渡され、
「お名刺いいですか〜」とたたみ込まれますw

その後すぐ、隣のブースの別の会社が、
「カレーを入れるのにどうぞ!」とパンフレットの入った袋を
手渡してきます。

まんまとこのコンボにやられ、カレーをパンフレット入りの袋に入れたことは、
言うまでもありません(笑)

変わっていないなと感じたのは、
その会場を後にした数日後のこと。

ブースで名刺を渡した会社からの電話です。
何も展示会後の連絡が嫌なわけではありません。
出店する以上、それが目的でしょうし。

ただ、「なぜ電話なん?」ということです。
名刺には当然メールアドレスも書いてありますが、
メールではなく、電話でコンタクトしてくる会社の多いこと。

あなたたち、ITの会社だよね?!と言いたくなるほど、
電話の割合が多かったです。

営業のスタイルは数十年前と変わっていないなと思ったのと同時に、
その営業スタイルのままでいいの?と感じました。

電話は相手の時間を拘束します。
これは顧客と会社に限った話ではなく、
社員間も同様です。
時間を拘束するなら、それに見合う価値を提供すべきではないでしょうか。

正直、いきなり電話をかけてくる会社に、
いい印象は持ちませんでした。

一方、メールで自社が提供できる価値を説明し、
商品説明の資料や動画を紹介してくれる会社は好印象でした。
時間のあるときにゆっくり確認できます。

相手の時間を奪うことに対し、日本人は無頓着だと言われています。
実際の金銭のやり取りが発生しなければ、
相手の時間を奪っても問題ないという意識、
それは”時間=お金”だということを、
意識してないが故の行動かもしれません。