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機能停止、そのときあなたは?

  • 2022年8月26日

昨日Teamsの大規模障害が発生し、
仕事に支障をきたした人も多かったのではないでしょうか。
また、本日(8/26)”Outlookへの接続ができない”という事象が、
Twitter上で多数報告されています。

日々の業務をこういったクラウドサービスに依存している場合、
そのサービス停止によって、業務に影響を及ぼします。
クリティカルなものは当然冗長化を検討すべきですが、
難しいのはTeamsなどのコミュニケーションツールの場合。
チャットツールの冗長化というのも、ちょっと大袈裟な気もしますし、
かといって業務の中では、一定の重要性がある。

Teamsの障害時を例に挙げると、
やはりメールで代用した人が多かったみたいですね。

ここでのポイントはTeamsとメールは完全互換ではなく、
お互いの守備範囲は異なるものの、一部重複する部分がある。
この”一部の機能重複”が効力を発揮します。

全ての機能の冗長化をすることは難しいですが、
各機能に少しづつ機能重複を持たせれば、
障害が回復するまでの半日間(長くて1日)を
やり過ごすことができるのではないでしょうか。

クラウドサービスで障害が起きると、
「ほれみろやっぱりクラウドはダメだ」
と鬼の首をとったような発言をするケースがありますが、
スケールメリットを生かしたクラウドサービスの方が、
障害に対するリスクが少ないことは、言うまでもありません。

停電を懸念してすべて自家発電に切り替えるなんてことはしませんよね。
停電に対する対策というのは、
復電するまでの間をどう乗り切るか、そしてそのための準備をしっかりしておく、
と言うことになると思います。

インフラやプラットフォームの集約につれ、
今後このようなサービス停止問題が、まあまあ発生すると思います。

その際に慌てず、
復旧までの間、企業としての活動が継続できるよう、
心と仕組みの準備をしておきましょう。