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今どうなってるんだおじさん

  • 2022年9月13日

ITmediaに今どうなってるんだおじさんにならないためにという
面白い記事がアップされていました。

詳細はリンクを参照してもうとして、大まかな内容は、
少し前にあった、Teamsや通信回線などの障害時に、
”今どうなってるんだ!と意味のない場所や人に怒鳴り込む、
または怒鳴り込んで対応を遅らせる人”について
書かれています。

特に復旧作業にリソースを割かなければ行けない時に、
その対応部署に乗り込んで騒ぐ社員というのは、
非常に迷惑ですね(苦笑)
情シスの皆さんは、今どうなってるんだおじさんへの
経験があるかもしれません。

そんな今どうなってるんだおじさんに
有効な手段をご紹介すると、
「広報役と作業役を分けること」です。

どういうことかというと、
復旧作業に専念する作業役と、
周知や報告を担当する広報役に分かれ、
分業するというやり方です。
(なので少なくとも2名は必要になりますが)

まずは作業役。
これはシステムに精通し、実際に復旧できるスキルを要する人、
が担当します。

そして広報役。
これは必ずしもITスキルがなくてもかまいません。
情シスに人がいなければ、他部署の人間でも可です。
ただ、声が大きかったり、発信力があったり、
経営陣を抑え込めるような人であれば適任です。

作業役はサーバールームなど、
周りの声が届かない場所を確保し、そこで復旧作業をします。
そしてその作業役とコンタクトを取るのは広報役のみとします。
俗世間から作業役を隔離し、
復旧作業に集中できる環境を作るわけですね(笑)

一見ムダなように思えますが、
それほど”今どうなってるんだおじさん”が
復旧作業に及ぼす影響は大きいということです。

騒いだところで復旧が早まるわけじゃないことは、
よく考えれば本人もわかるはずですが、
インフラ停止の際はヒステリックになる傾向があります。
そしてわかないことへの苛立ちや恐怖が
残念な行動となって現れてしまいます。

クラウドへの集約が進むに連れ、
障害時に現場で出来ることはだんだん限られてきます。

au回線の障害時にauショップの店員さんに怒鳴り込む
ような事が社内で起きないよう、
障害の伝達方法や代替手段を確立しておきましょう。

クラウドに関しては、
”何もしないで復旧を待つ”というもの
立派な対応方法の一つです。