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技術を身につける一番簡単な方法

  • 2022年9月28日

加藤です。

本日は技術を身につける一番簡単な方法について。

実はとても簡単で、「無意識にできるようになるまで繰り返す」だけです。

いやまて!こんな時代だ!そんな原始的な方法じゃなくても!!
という声が聞こえてきそうですが、ちょっと落ち着いてください。
ここでいう技術とは「人間が自分の手で操作をして結果を得るもの」であり、
「よい道具を使ってよい結果を得る」とは違いますのであしからず。

では、この「人間が自分の手で操作をして結果を得る」
とはどのような場面でしょうか?
例をあげれば、大工さんであったり、運転手さんであったり、
はたまた工事現場の作業員さんであったり。
逆に「よい道具を使ったよい結果を得る」の例は、
最近で一番わかりやすいのはカメラやビデオカメラですね。

その昔はカメラやビデオカメラも前者の
「人間が自分の手で操作をして結果を得る」
であったのですが、技術の進歩により、
「最上位の機械は最高の結果を平等にもたらす」
へとポジションが変わったのです。
これはカメラやビデオカメラに限らず、
AIの進化により「スイッチ一つでよい結果が得られる」
という画像処理など世界全般に言えることです。

では、それとは逆にノコギリやノミ、
ドライバーやペンチを使って、
毎回違う問題に立ち向かい、
常に同じ結果を得るという場面ではどうでしょうか?

もちろんこのような領域であっても、
AIの進化により「よりよいアドバイスをしてくれる」
というレベルまではきましたが、
やはり最後に作業をするのは人間なのです。

この場合、人間は力加減であったり、
位置関係の把握、自身の知識だけでなく、
経験や操作技術など様々な要素を組み合わせて、
同じ結果を得なければならないのです。

だいたい話が見えてきたのではないかというところですが、
これらをできるようになるには、
「無意識にできるようになるまで繰り返す」
という行為を行うしかないのです。

いわゆる基本を身体に叩き込むというものですが、
どうにもこれを軽視する風潮があります。
しかし、基本とは「どんな場面であっても必ず必要になる」
ものであり、基本なくして応用はないのです。

基本を身につけるにはとにかく反復するしかない。
やってみて、失敗しながら、そして無意識にできるようなる。
技術に関わる世界で長く携わっている方ほど、
技術習得に終わりはなく、基本の反復は常にやっていると言われます。

「悩んだら基本に戻れ」なんて言葉あるぐらいです。
今一度、今、取り組んでいるものごとが、
「人間が自分の手で操作をして結果を得る」であるのであれば、
本日の話に自分の日々の行動を照らし合わせてみてはどうでしょうか?
なにか新しい発見があるかもしれませんよ?

本日は「技術を身につける一番簡単な方法」についてお話をいたしました。
何かのお役に立てば幸いです。