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求人詐欺にあわないために

  • 2022年10月18日

コロナで一時的に下がった転職率が再び上昇を始めています。
2021年は正社員の転職率が7%を超え、過去6年間で最大となりました。

そんな転職の際、まずは求人サイトや会社ホームページの求人ページ
なんかを見て検討するかと思いますが、
このような募集要項の内容が、”実際に働くと条件が違った”
という話をよく聞きます。

具体的には
・給与金額
・就業時間
・休暇の曜日や日数
・業務内容
・勤務地
などですね。

多くの場合、
求人広告での確認→面接での口頭説明
の流れで、これらの条件を確認し、入社に至る場合がほとんどです。

このプロセスに一個、重要な物が抜けていますね。
そう、「雇用契約書」の取り交わしです。

この雇用契約書が雇用に対する契約内容となり、
労使双方共に、この雇用契約書の内容を守らなければいけません。
(契約なのであたりまえですが)

しかし、”入社後に雇用契約書を渡された”という
ケースが少なくなく、ひどいと”雇用契約書なんてものはない”
という場合も聞きます。

入社後に雇用契約書を渡された場合、
事前の話と契約内容に相違があったとしても、
なかなか是正を要求することは難しいですね。
こっちはもう前の会社を辞めてしまっていますし。
こうなってしまうと、会社の言うがままの条件を飲むしかなくなります。

ですので、必ず事前(意思決定前)に、
雇用契約書を確認するようにしましょう。
その時点であれば、契約内容についてまだ交渉の余地があります。
入社しないと雇用契約書が出てこないような会社は断るべきです。

また、求人サイトに載っている情報を鵜呑みにしない方がいいでしょう。
ある程度の幅を持たせて書いてますし、
その内容が守られなかったからと言って、会社に具体的なペナルティは発生しません。
あれは集客のための”広告”だと割り切り、実際の内容は雇用契約書で確認する、
ぐらいのスタンスの方がいいかもしれません。

せっかくの転職を後悔することがないように、
転職活動がんばっていきましょう。