Share

社内の公平性

  • 2022年10月31日

会社にはさまざまな部署がありそして人がいますが、
同じ会社に所属する以上、ベクトルを合わせ、
同じ目標に向かって進んでいくのが理想ですよね(理想)

しかしながら、どこの会社にも部署間での利害関係や人間関係などが原因となり、
本来一方向に向かうべきベクトルは、分散する傾向にあります。
それをまとめるのがマネージメントと言えばそうですが。

そのようなすぐに分散してしまうベクトルを集約させる手段として、
”社員の帰属意識を高める”という方法があります。
団体の一員であると強く認識させることによって、
人々は大きな一つの意思であるかのような思考や行動をとります。

その際によく用いられる手法で”みんなと同じ作戦”というのがあります。
なんでもいいのでとにかくみんなと同じにする。
服装、道具、時間、空間、食べ物などなど。

あらたまって文章にすると仰々しいですが、
けっこう行われています。
同じ服装(制服)で同じ空間(オフィス)で同じ時間を過ごす。
表現を変えれば何も違和感がありません。

あと”みんなと同じ道具”という部分については、”同じパソコン”という
ことで当てはまるとも言えます。
もちろん、”調達や運用の関係で同じ機種を”というのはあります。
ただ、これも行き過ぎると大きな弊害を生みます。

例えば、業務的にデュアルモニターが必要だとしても、
「全員にモニターを配布する予算がないのでNG」
「デュアルモニターがある人ない人がでると不平等になるのでNG」
という理由でデュアルモニターが許可されないケースというのも実在します。

生産性より公平性をとったと言えなくもないですが、
ツッコミどころですよね。
鋼の剣を人数分用意できないから、全員棍棒で。
パーティーの装備を最低ラインに合わせるのは、どう考えてもパーティの戦力がダウンしますよね。
装備を統一することによって、それを補えるほどのプラスアルファがあるとも思えないのですが(苦笑)

まあ世の中にはいろんな人や考え方があるということですね。