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アプリの作り方

  • 2022年11月2日

ふだん当たり前のように使っている様々なアプリ。
当然誰かが作ったものなのですが、
その過程でいろいろなことが検討されています。

ちゃんとしたアプリの作成にはいろいろな知識が必要ですが、
”こうしたらいい”とか、”こうすべき”みたいな事って、
意外と経験則で判断している場合があります。

もちろんその経験則が正しければいいのですが、
そうでない場合もありますよね(だって人間だもの)
とくにアプリを誰かに作ってもらう場合、
さらに判断は難しくなります。

”出来上がったアプリが正しいか?”どうか
それは要件定義を満たすかという言い方も出来ますが、
必ずしもそうでない場合もあります。
要件定義が適切なやり方で実装されているか?という部分に関しては
実のところソースコードを見ないと判別できない場合も多いですね。

では、作った人しかわからない、もしくは経験則のみのアプリ制作としないためには
どうすればよいか?
実は一つの指標があります。
つながる世界のソフトウェアガイド」というものが、
IPA(情報処理推進機構)より発行されています。

これはISO2500シリーズからなる、「SQuaRE」という品質基準をベースに、
”ソフトウェアはこういう基準で作りなさいよ”という指標が書かれています。
指標にはいろいろなものがありますが、大項目を抜粋すると、

・機能適合性
・性能効率性
・互換性
・使用性
・信頼性
・セキュリティ
・保守性
・移植性

という8つの大項目で構成されおり、
大項目の下にはまた小項目が複数含まれています。
(細かい内容はググってね♡)

これらの評価基準をもってアプリを評価すれば、
そんなおかしなアプリにはならないよということですね。

これは自社でアプリを開発する場合も、開発を外部委託するときも
おそらく役に立つでしょう。

このような基準が公開されているのは非常に有意義なことですね。
イマイチ知名度が低い「つながる世界のソフトウェアガイド」ですが、
ある意味、集合知の塊のようなこの資源を、もっと有効に使っていけば
いわるゆる”クソアプリ”のようなものはなくなるのではないでしょうか。

これのゲーム版があれば”クソゲー”がなくなるかも?
もしそうなるとKOTY(クソゲー・オブ・ザ・イヤー)のノミネート作品が
なくなってしまうので、それはそれで悲しいですね笑