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年末調整で気づいた、よい資料のポイントとは

  • 2022年12月2日

なんか気がついたら年末の雰囲気が街を覆っています。
こんにちは、年末調整が死ぬほど苦手なriderです。

苦手すぎて社内の提出が一番遅かった(泣)
(関係者の皆様、ご迷惑をおかけしました)
数字を決められた場所に当てはめていく(だけ)なのですが、
どこに当てはめればいいのか、書類(もしくはツール)からは
全く読み解けないのです。

あまりの自分のダメさっぷりに驚きましたが、
せっかくなので、どういう部分がわからなかったのかを
書き綴っていこうと思います。
ちなみに税務的な言葉はいっさい出てきませんので、
あくまで理解のしやすさという切り口で見ていきます。

1.主語がない(泣)
”誰の”収入なのか、”誰の”住所なのか、
入力項目に入れる数字の主語が記載されていない場合が多いです。
この”どこが主語に当たるか”は前後の文脈や表の枠の縦横比から
読み解く必要があります。

2.相対参照的な指定
年末調整には”今年度の”という言葉がたくさん出てきます。
で、今年度っていつからいつのことでしょうか?
年度というのは会社によっても違いますし、ある意味非常に曖昧です。
”2022/4/1〜2023/3/31の”と絶対値で記載すれば迷うことはないのに、
なぜわざわざ相対参照的な記載をしているのでしょうか。
あえて読み手の中にそれぞれ存在するマスターテーブルを使う意味がわかりません。

3.言葉の揺れ
最後は言葉の揺れです。
どういうことかと言うと、年末調整は数字を当てはめるだけと前述しましたが、
当てはめるためにはそれぞれの項目の紐付けを理解していなければいけません。
同一のワードであれば紐付けを理解するのは容易いですが、
これが違う言葉であればどうでしょうか。
例えば、
りんご-りんご
みかん-みかん
バナナ-バナナ

これはわかりますよね
同じ言葉同士で紐づければいいわけです。
では次

りんご-赤
みかん-橙
バナナ-黄

並べるととくに難しく感じないかもしれません。
しかしこの紐付けを理解するのは前提となる情報が必要です。
そう、”りんごの色は赤い”という情報ですね。
なのでりんごを見たことがない人には、この紐付けは困難です。

この紐付けを、果物のを栽培している農家さんが作っています。
ですので、りんごが赤いのは当然誰でも知っている情報であって、
紐付けができないことなんて、夢にも思わないわけです。

ここまでの内容を整理すると
・主語がない文章
・人によって定義が変わる言葉
・前提情報がないと理解できない関係性

が、単純なはずのパズルを複雑怪奇なものにしています。
これは仕事で使う資料も同様で、
これらに該当する部分があるとかなりの確率で誤解が生じ、
ビジネスのトラブルに繋がります。

今回は年末調整からの、
資料を作る上で気を付けるポイントを挙げてみました。
(ぶっちゃけ年末調整遅くなった言い訳です、ごめんなさい)