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あなたはだあれ?

  • 2022年12月8日

セキュリティ上重要な要素となる本人確認
昨今様々な方法で本人確認が行われます。
前回触れたスマホは、代表的な本人確認の方法の一つです。

しかし本人確認と言いますが、
何をもって”本人”だと言えるのでしょうか。
「ID&パスワードを知っている+登録した電話番号のスマートフォンを持っている」
としても、あくまでそれは、”事前登録した情報と一致する”だけであって、
”事前に登録した人と同一人物である”ということは成り立ちますが、
そこに登録してある氏名の人物かどうかは担保されていません。
いわば相対的な本人確認と言えるかもしれません。

ではその反対、
”登録した人はAさんである”というような、絶対的本人確認は、
どうやって確認するのでしょうか。
今の日本においては「マイナンバーカード」がそれに当たります。
というか、いまの日本でマイナンバーカード以外で絶対的本人確認をすることは難しいです。

強いてあげるのであれば、
「基本4情報」の確認ということになります。
この基本4情報とは、
・氏名
・性別
・住所
・生年月日
のことで、この4情報全てが一致すれば、すなわちそれは本人その人である
ということが成り立ちます。
役所の窓口での本人確認で使われることが多い確認方法ですね。
当然、マイナンバーカードにはこの基本4情報が含まれます。

やはりいまのところ”マイナンバーカードをかざして読み取る”
というのが一番確実な本人認証かもしれません。
ただ、現実を見るとなかなか進みそうもないですね(苦笑)
”セキュリティを高めるためセキュリティ情報の詰まったモノを使う”
何か矛盾しているようにも見えます。

終わりなき認証の世界。
果たしてベストな本人認証は、
この先登場してくるのでしょうか。