近年、従来紙で運用されていたモノが次々と”電子化”されて行っています。
以前紹介した、電子車検証や各種申請など、
行政に関するペーパーレスがだんだんと進んできているような感覚です。
そして先日、電子処方箋というモノが運用開始しました。
これは薬剤の処方箋を一元的にデータ化し、
医療機関や薬局をまたがって共有されます。
(もちろんオプトインは必須)
さらにマイナンバーカードの個人認証を利用することで、
マイナンバーカードの提示で薬を受け取ったり、
お薬手帳のような履歴を参照することができます。
ただ、いろんなニュースで報道しているように、
始まったばかりでまだまだ普及しておらず、
行政は2年間でこれを普及させると息巻いています。
実現すると便利なことはわかっているのですが、
それに対する投資の問題(今回は特に病院側)と、
変化に対する現状維持バイアスがどうしても発生します。
「だったら今のままで〜」
これまで多くの会社や現場で耳にしました。
しかし、大抵の場合、変化を先延ばしした会社は、
その先でさらに大きな変化を強制的に、
しかも乱暴に受け入れることになります。
多くの痛みを伴って。
やはり少しづつでも変化を受け入れて、
体を慣らしていく方が結果的に負担が少ないですね。
変化は、良い変化も悪い変化も、人や会社にとって負担になります。
それが大きければ負担も大きくなりますが、
先延ばししたところで変化が少なくなる訳ではありません。
”変わっていくことに慣れる”
ということが、まずは必要なのかもしれません。