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あなたは労働基準法対象外?

  • 2023年2月7日

労働者を守る労働基準法。
強制労働などを防ぐため、使用者(雇用主)が守らなければいけない
ルールとなります。

労働時間や賃金、休日に関する内容など、
非常に重要な項目を含みます。

しかし世の中にはこの労働基準法が適用されない人たちがいます。
それはいったいどんな人たちなのでしょうか?

労働基準法が適用されないのは、ズバリ以下の人たちです。

・公務員
・家族
・家事使用人
・船員

まずは「公務員」
役所の人たちが自虐的に「俺たちには労働基準法は関係ない」と
言っているのを聞いたことがあるかもしれません。

かといって何も法律がないというわけではなく、
国家公務員法の中で「勤務時間法」というものが、その領域をカバーしています。
とはいえ労働基準法とは異なりますので、
適用外ということに変わりはありません。

次に「家族」。
家族って何よ?と思いますが、
ここで言う家族とは、事業主から見た、”同居している家族”のことです。
例えば家族で経営している会社などが該当します。
(家族は使い放題なのね。。。泣)

そして「家事使用人」
これも家族の定義と近しいのですが、
事業主の家族で家事に従事している人のことを指します。
(やはり家族は使い放題なのか。。。)

最後に「船員」
これは読んでそのまま、船員さん(船乗り)です。
理由としては船の上での生活(労働)が労働基準法になかなかそぐわないため
対象外とされています。
ただ、法律上の”船員”とは船員法で定義されていますので、
船にいる人が全て船員となるわけではありません。

労働者と密接な関わりのある労働基準法。
じつは適用外となる人(職業)があるよというお話でした。