「シーサートがサッシーについてシーアイエスオーに〜」
さてこんな会話が聞こえてきたら、あなたは理解できますか?
私はわかりません笑
音だけでは分かりずらいのでアルファベットにしてみましょうか。
「CSIRTがSASEについてCISOに〜」
あれ?余計にわかりづらくなったかも?
では短縮されているアルファベットを本来の言葉に戻しましょう。
「”Computer Security Incident Response Team”が”Secure Access Service Edge”について”Chief Information Security Officer”に〜」
長えよ(怒)
まあ長いから短縮されているのでしょうけど。
実際にこれ聴いたらかなりイラッとするでしょうね笑
では私たちが一番理解しやすいであろう日本語にしたらどうでしょう。
「コンピュータセキュリティ事故対応チームが安全接続サービス端末について最高情報セキュリティ責任者に〜」
まあちょっと長いけどなんとなく理解度は上がりますね。
専門家の人たちは日本語で表現すれば伝わるものを、
カタカナやそれをさらに短縮したアルファベットにして話すわけです。
いや、もうこれ暗号化ですねw
そして聞く方は暗号化された言葉を都度調べたりして復号化して受け取ります。
なんかムダな作業のように感じます。
最初っから平文じゃダメなんですか?と思ってしまいますね。
バレちゃダメな情報というわけでもないし。
なぜこのような分かりずらい用語が生まれるかというと、
その用語が”商品となるから”ということではないでしょうか。
考え方や概念を商品として流通させるには、
まず”モノ”として認識させる必要があります。
モノであれば売買しやすいですしね。
概念をモノに変換するためには、概念を入れる入れ物的な名前が必要になります。
そしてその名前は入れ物なので、ある程度なんでも入るようにしたい。
そのためのわかりづらさ、非直接的表現になっているように思います。
というわけで、これからも商品開発という流れの中、
難解なカタカナやアルファベットが出てくると思いますが、
解らないかといって何か悲観的に感じるのではなく、
「ああ、また商品が開発されたのね」
と軽く捉えるという考え方もアリかもしれません。