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MC709266 Walkie Talkie: Generic Headset Support on Android

  • 2024年1月25日

ウォーキートーキーはWikipediaの定義では「持ち運べる、コンパクトでバッテリーで作動するトランシーバー」のことですが、それを受けてたまにスマートフォンがウォーキートーキーと呼ばれることがあります。ロボットをなんでもガンダムって呼ぶみたいな感じです。

Frontline workers often need to instantly communicate with each other even when their phones are locked.

ここの文章面白いです。意味としては、

最前線で働く労働者は、携帯電話がロックされていても、即座に連絡を取り合う必要があることが多い。(=いちいちロックを解除しないで連絡し合いたい)

です。

Frontline = 文字通り前線なのですが基本的には軍事用語及びスポーツ等の試合に使われる言葉で、「前線の兵士」というニュアンスが強いです。ウォーキートーキー=無線も軍事で使われることが多い言葉なので、ちょっとかかっているという文章です。
また、そのような「めちゃくちゃ忙しかったり他人の生活がかかっている」ような仕事をFrontline Jobといい、医療・警察・教育・小売・燃料・金融・建築系等が当てはまります。IT企業だったりメーカーの営業職も当てはまると言えるでしょう。

後で Frontline organizationsと出てくるので、そのような人を想定したアップデートということですね。

そのために、Teamsのプッシュツートーク(ボタンを押したら通話するモード)を推すためにいくつかのパートナーの協力として対応してるヘッドセットを作ると共にそれ以外の色々な種類のヘッドセットも使えるようにする(USB-Cと3.5mm)という内容です。

ちょっと混乱しますが、「ガチで専用のヘッドセットを作る」「専用のヘッドセットじゃなくても相当するボタンがついていればいい」ということです。

相当するボタンに関しては、

ウォーキートーキーモードを使用するためには、ヘッドセットに「メディアの再生/停止ボタン」もしくは「通話の受信/拒否のコントロール」ボタンが必要で、それさえついていればウォーキートーキーモードでトランシーバーのように使用が可能となります。

といった感じです。

2月頭~2月下旬までに実装完了予定です。一見地味だけど結構役に立ちそうなアップデートです。