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ランキングとクイズ

  • 2024年2月1日

先日、知り合いから、
「星座カーストって知ってる?」
と聞かれました。

私は射手座なので、得意げに
「知ってるよ、子供の頃よく学校で話題になった」
と答え、当然その後の流れで、
「何座?」
という話になり、
満を持して「射手座です!(`・ω・´)キリッ」
と言ったら、
「残念、8位か〜」との答えが返ってきました。

おいちょっとまて!!!
射手座だよ?!アイオロスだよ?!
アテナを救い出した物語の始まりだぞ!?

と取り乱し力説するも、
当人はただ単にネットの記事を見て話しているだけで、
元ネタである聖◯士◯矢のことなんか知らないわけです。

私の熱弁も全く伝わらず、
うざいおっさんへの対応のように、
「そうなんですね〜」と軽くあしらわれました(泣)

と、こんな感じでネットの記事では、
”ランキング”と”クイズ”という「手法」がよく使われます。
テレビでもそうですね。

”〇〇のランキング、2位は□□、さて1位は?”
なんて書いて、クリックさせようとする記事はたくさんあります(笑)

さてこの手法、ランキングということなので、
なんとなく何かのアンケートの結果かなあ?と、
勝手に補完してしまいますが、実際はどうなんでしょうか。

アンケートであるならば、その母数や母集団によって大きく結果が異なります。
その情報も添えての結果であればある程度データとして見れますが、
母集団の情報もなく、ただ結果だけを示されても何の信憑性もありません。
身の回りのひと5人ぐらいに聞いてTOP3の記事を書くことも可能なのです。

さらにはアンケートのような集計すらなく、
ただ主観のみで書かれている場合もあります。
もう、こうなるとただの広告ですね。

そんなあまり意味をなさない情報も、
”ランキング”という形で示されると、その情報は権威を纏います。
さらにそのネットではその信憑性のないランキングが一人歩きし、
あたかも公共の総意のように振る舞うわけです。

情報というのはそのソースが非常に重要で、
決して媒体だけでは事実は担保されないということですね。

ちなみに
知人が見た星座カーストのランキング1位は双子座でした(異議あり)