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デジタルアナウンサー

  • 2023年11月20日

テレビ北海道が、”デジタルヒューマン”と呼ばれるCGのアナウンサーの
実証実験を行うと発表しました。

まずは天気キャスターとしてということみたいですが、
これがどのように受け入れられるかは興味深いですね。

おそらく現在の技術からして、
「情報を伝える」という部分の役割は可能でしょうね。
ただ、その支え方をどのように”感じるか”という部分がキモになります。

紹介の記事の中でも、”不気味の谷”に関する記載がありますが、
気持ち悪さを感じることはおそらく無いと思います。
じゃあ、どう感じるかというと「何も感じない」という印象になるのではないでしょうか。

この”何も感じない”というのは、
良くも悪くも作用します。

天気予報なので、そこまでの感情表現での振れ幅は無く、
デジタルヒューマンもある程度の感情表現はするでしょう。
変な気持ち悪さや、違和感は無いはず。
ただ、違和感はないところまでは行けますが、
プラスアルファの感情や共感を得ることはまだまだ難しいように思います。

ただ、天気予報に共感や感情が必要かと言われれば、
必ずしも必要ではないですが。

数ある天気予報サービスの中でウェザーニュースが一定の支持を得ている
要因がなんであるかを考えると、
すぐに均一化されてしまう昨今のサービスの付加価値として、
”感情”というキーワードは重要になってくるかもしれません。